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70-300mm F4.5-5.6 G SSM

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高級レンズは明るくなくてはならない、誰がそんなこと決めたんだ!

そんな思いがあったかどうかは分かりませんが、ソニーの新しいGレンズ 70-300mm F4.5-5.6 G SSM は今までにない位置づけのレンズだと思います。

解放F値だけを見ると完全に廉価版望遠ズームです。それなのにGレンズ、さらにSSM搭載。これまでのGシリーズには存在はしない、いや存在し得なかったレンズです。

Gレンズは比類無き光学性能を備えているレンズ群であり、35mmF1.4Gや85mmF1.4Gなど他社ユーザーもうらやむ銘レンズがラインナップされています。レンズの性能は様々な角度から計ることが出来ますが、Gレンズの場合はボケ味も非常に重要視されていることが特徴的です。αブランドのアイデンティティとも言えるシリーズであり、だからこそSONYになってもしっかりと引き継がれています。

そんなGシリーズだけに、こんなに解放F値の暗いレンズで大丈夫なのか!Gレンズの名を汚すのではないか!?という声もあるように思います。

しかしちょっと考えてみると、このレンズは今の時代に見事にマッチしたレンズであることに気付かされます。昨今のデジタル一眼レフの進化は凄まじく、高感度での低ノイズ特性、さらに高性能な手ぶれ補正が当たり前になっています。そうなってくると、必ずしもレンズが明るくなくても、実用上問題がなくなります。

室内だから明るいレンズ持って行かないとな、やっぱり50mmF1.4かな、なんてのはもう過去の話。室内でも解放F値4.5~5.6程度のズームが使える時代です。もちろんフラッシュなし。手ぶれ補正で多少のスローシャッターでも手ぶれは抑えられるし、動体ブレが怖いならISO800、いや場合によっては1600に上げてしまえば良い。

でもやっぱり所詮暗いレンズは描写性能もそれなり、まぁ仕方ないよね、と。そこで登場したのが今回の70-300mm F4.5-5.6 G SSM なワケです。

解放F値は暗いけど描写性能はGレンズなんだよ!と。ソニーの見事なマーケティングには驚かされます。さらに価格がこれまた買う気を興させてくれる絶妙な設定。

あとは実際の性能次第。Gレンズにふさわしいとは思えない、なんて評価が定まったらこのレンズは終わりでしょう。

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